Windows Azure Platform の MSDN サブスクリプション会員向け特典
Windows Azure Platformを利用するに際し、MSDNサブスクリプション会員であれば決められた範囲内のリソースを無料で使う事ができる特典がありますが、この特典について不明な点があったのでカスタマーサポートに質問してみました。
まず背景ですが、自分は2010年10月に特典を利用してAzureのサブスクリプションを申し込みました。
この時点での特典内容は「Sインスタンス 750時間」というものでした。
2011年4月12日に特典が「Sインスタンス 1500時間」と大幅に強化されました。
案内には「Windows Azure がアクティブ化された現在の MSDN サブスクリプション会員の皆様は、自動的に MSDN Ultimate サービスにアップグレードされます。」とあるので、自分が2010年10月から使っているAzureのサブスクリプションも自動でアップグレードされるのだろうと思っていました。
さて、ここで何を思ったのか「MSDN 特典のアカウント ページ」から再度 申し込みをしてみたら正常に登録できちゃいました。
ここからが混乱の始まり。
Microsoft Online Services カスタマー ポータルでサブスクリプションを確認すると以下のようになってました。
※ 中段のサブスクリプションは今回の話しには関係しません。
これを見て、
古いサブスクリプションも自動的にアップグレードされると思っていたが、運用中の下段のサービス名がそのままだ。。。新しい特典は適応されてない??
試しにもう一度、特典で申し込んでみた・・・やっぱり一度しかダメみたい。
というように、どんな状態になっているのか分からず不安になったのでカスタマーサポートに問い合わせてみました。
カスタマーサポートの回答は、
下段のサブスクリプションはサービス名はそのままだけど既に新しい特典が適応されている。
下段のサブスクリプションのサービス名は次回更新時に反映される。
上段のサブスクリプションも新しい特典が適応されている。
とのこと。
良かった良かった。
ん? 2つのサブスクリプションに特典が適応されているとなると、もしかしてインスタンスの消費時間とかは合算なのか?
ということで再び問い合わせたところ、
2つのサブスクリプションそれぞれ別々に計算される。
とのこと。
つまり、1人でSインスタンスを1500+1500時間使えるっぽい!
ということで、2011年4月12日以前からAzureを利用している人は既存のサブスクリプションの特典がアップグレードされるだけでなく、もう1つ特典が適応されたサブスクリプションを増やせるみたいです。
MS太っ腹!(というか、システム的に管理できなかったんじゃなかろうか・・・)