Google Calendar Mobile Gateway は 2021年2月末 で終了いたします。
今から15年前、まだ世の中にスマートフォンが存在しない時代。
インターネットは主にパソコンで閲覧するもので、当時の携帯端末であったフューチャーフォン(所謂ガラケー)では限られたサイトを限られたUIでしか閲覧できませんでした。
また、Googleが検索エンジンだけでなくGmailやGoogleカレンダーといったWebアプリケーションを公開し始めた時期でもありました。
インターネット上 *1に予定が保存され、家からでも会社からでも手帳(紙/電子)を持ち歩かなくても最新のスケジュールが確認できるようようになり感動した記憶があります。
ただ、携帯電話では閲覧する事が出来なかったので、移動中にスケジュールを確認できないのは非常に不便でした。
不便ならば自分で作って解決しよう!
と思い立って開発したのがGoogle Calendar Mobile Gatewayでした。
当時の携帯電話(フューチャーフォン/ガラケー)では、携帯各社がW3Cが定めた仕様を大幅に縮小した独自のHTML仕様を定義し、その仕様をサポートするブラウザが組み込まれていました。(なのでパソコン用のWebページは表示できなかった)
また、Googleカレンダーは早い段階からXMLベースのWeb APIが公開されていました。
そこで丁度その頃に学習していたASP.NET *2を用いて、GoogleカレンダーからAPI経由でデータを取得しフューチャーフォンで表示可能なHTMLを生成するWebアプリを開発し、2006年7月にサービスを公開しました。
公開後は、当時のIT情報のインフルエンサー的存在だった「IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ」や「週刊 アスキー」を筆頭に様々なIT情報雑誌で紹介された事もあり、最盛期には 約1万ユーザの方に利用して頂けるサービスとなりました。
しかし現在ではスマートフォンが普及してGoogleの公式アプリやサードパーティ製アプリから予定を見るのが主流であり、フューチャーフォンからGoogle Calendar Mobile Gatewayを利用して頂いている方も非常に少なくなってきましたので、2021年2月末でサービス終了とさせて頂きます。
ありがとうございました!